さて、ゴールデンエイジの総仕上げみたいな年齢になりますが、この頃になると、チームでの対抗試合や公式戦など試合の数が増えてきます。
ゴールデンエイジであることを意識しながら、U8、U10で行ってきた基本技術はもちろんのこと、この頃から個人戦術(特に周りを見ることが重要 ですが)を練習に取り入れていきます、組織戦術などは主に試合や、ミニゲームの中でということになりますが、これら、技術的なこと以外に重要なことがある と考えています。 それは、ゲームや試合を増やすことによって、チームメイトとの友情、団体競技としての団結、連帯、責任感を育むことです。 子ども達は、練習、試合に参加する権利と共に、義務を背負っています。上級生になればなるほど、チームに対する責任は重くなります。自分が、練習や試合 を休むことによって、チームにどんな影響があるのか、今日は休んでも大丈夫かなど、子ども達が、それらのことを、自分で考えて判断するようになってほしい のです。 もちろん、人生のすべてがサッカーではありませんので、家族のふれあいや、病気、怪我で休むのは自由です。その自由は勝手気ままなものではなく、責任を 背負っている(あるいは仲間のことを考える)という認識に立った上での自由であってほしいのです(もっとも、風邪なんかは他の子にうつしてもらっては困る ので休んでください。)例えば、公式戦前に、ケガをしてしまって試合に出ることは出来なくなったとしても、ただ休むのではなく、ベンチに入りたい、ハーフタイムや、試合前の練習でチームの役に立つことは無いのかと考える選手になってほしいのです。