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レベルアップノート 「指導するにあたって」
8.小先生(卒業間近の選手の仕事)

秋の大会も終わり、チームは5年生を中心とした活動が活発になる頃、6年生は大きな大会が終わり、選抜選考ぐらいが目標となります。この頃、私たちは、彼らに、下級生(2年、3年生や初心者)の指導にあたらせます。これは、中国の小先生という方法です。まず、初等教育の段階で、子供をグループ分 けし、その中で、優秀な(あるいは出来る子)子をリーダーとし、彼に、他の子の指導、教育をさせるのです。これは、リーダーを育てるのに有効な方法と考え られてるそうです。人に教えるためには、自分が理解し、勉強する必要が出てくるからでしょうか。 私たちは、すべての子にリーダーになってほしいので、上級生すべてに何人か下級生をあてがい、トラップの練習やドリブル、など個人技術の練習の時 に、直接指導させるのです。メニュ−はコーチが考えますが、ボールを投げたりけり方の見本を見せたりといった部分は上級生が、教えます。彼らは、コーチか ら教わってきた、練習や方法を一生懸命に下級生に教えています。ある種の師弟関係ができて、「コーチこの子ここまで出来るようになったで」「もっとこれ教えて良いですか」などといってきます。 彼らが、下級生に教えるために、一生懸命勉強しているとは思いません。でも、人に教えるためにサッカーに対してより探求心は増していると思います。 また、年が明けたぐらいから、天理南中学校との合同練習などに参加し、少しでも、上級(3種)のサッカーに早くなれてもらうようにとも考えています。

小先生
筆者が、小学生の時に習った言葉です。 小学生のことですので、記憶は定かではありませんが、国語か道徳の時間だったでしょうか。教科書に載っていたのを覚えています。現在でもそのような方法がとられているかはわかりませんが、なるほど、さすが、中国3千年の歴史だなと感心したのを覚えています。 卒業間近な、子供を見てチームは実質的に新チーム5年生中心に動き出し、試合や練習も彼らが中心となってきます、そんなとき、6年生にも目標を持ってもらいたいなと考えていたときに思いだし、以来取り入れています。 最近は、教える方(上級生)も教えられる方(下級生)も人数が少なくなって、ままならぬ状況ですが、今年ぐらいから復活させたいと思っています。
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